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浜消協について

About

浜消協の紹介

Introduction

はじめに

横浜市消防職員協議会、通称「浜消協」は、消防が好き、横浜が好き、そして何より、横浜消防が大好きな仲間が集まり、横浜消防を日本一働きやすく、自慢できる職場にするため、1995年に発足し活動しています。
※現在、約900人の会員数を有しています。(2023.1.1現在)

 

メインの活動は「職場改善」

横浜市消防職員協議会(以下「協議会」)が発足した当初は、パワハラが当たり前という世間のイメージ通りの超体育会系組織でした。例えば、横浜市職員はバイク通勤を許可されているにも関わらず、消防職員は全く認められていませんでした。髭を生やすのを禁止、ジーパン出勤不可といった局長命令を出して新聞報道もされていたこともありました。


出典元「朝日新聞」1982年1月19日付

このような背景があり、当時の先輩方が「このままでは横浜消防が駄目になる。」と思い協議会を立ち上げたのです。

 

仲間との絆

消防という特殊な職業の我々は、24時間拘束され、就寝中に度々飛び起きて出場するような身体的ストレスの高い職業です。そのようなストレスの高い職場で亡くなったにも関わらず、持病の喘息が原因で災害対応中では無いからといって、公務災害にもならず家族に何の補償もされなければ死んでも死にきれません。
協議会では共に働く仲間の尊厳を護ろうと亡くなった会員の家族とともに、公務災害の認定をするよう裁判をし、勝訴しました。(裁判期間7年)
このように会員のため、会員家族のために、勤務条件・待遇・職場環境等あらゆる面で目を光らせ、不具合があれば解決するよう努めています。

 

未来に向けて

組織として人材は使い捨てというスタンスでは組織発展は望めません。救急件数の増加に伴い、救急隊が毎当直徹夜することが当たり前となれば、疲労の蓄積により脳卒中や心不全を引き起こす可能性は極めて高くなります。また、このような場合、帰宅後に睡眠を取らざるを得なくなりますが、日中に睡眠することが常態化すると睡眠障害や家族関係にも影響する可能性も否めません。病気になるまで働けというのは人材が使い捨てであると認めているようなものです。
救急出場を拒むことは出来ませんが、救急隊の負担を軽減することは出来るはずです。救急車を増やすことや人員を増やすことが何よりですが、並行してローテーション勤務や、救急隊4名配置等いろいろな案を提案し、より市民と職員がWin-WInとなる運用を見つけたいと思います。
協議会は会員の皆様の意見を真摯に伺いながら、消防局と連携し模索していきます。